「売り手側の視点に立つと、企業はもっとリストラクチャリングを進めるべきではないか」と語るのは慶応義塾大学商学部の牛島辰男教授だ。「企業の多角化」という専門分野から捉えると、無借金経営、キャッシュリッチな企業は、いまこそ『ポートフォリオ・リストラクチャリング』のチャンスでもある」らしい。M&Aはそうした事業改革の有効な手段の一つである。昨今のM&Aの動向について、牛島教授にお話を伺った...
アベノミクスはインフレ率ゼロで立ち往生し、これを批判する人も与野党に増えてきたが、安倍政権の根本的な勘違いに気づいていない。それは日本経済を成長させるために必要なのは、銀行の融資ではなく資本市場の投資だということである。
2017年1月にDMMの完全子会社となったピックアップ株式会社。写真保存アプリ「POOL」を開発・運営する同社の乾夏衣副社長に、スタートアップ企業の立ち上げからM&Aによるエグジットに至るまでの経緯などについて聞いてみた。
これまでになかった画期的な事業継承のためのM&A基金の在り方に挑戦している「JAPAN革新継承基金」。年金基金などの公共性の高い資金を「基金」として、日本の優れた中堅中小企業をM&Aし、短期的な売却ではなく長期の株式保有により、株主として積極的に企業成長を支援している。同基金を運用するACA革新基金運用の代表取締役社長・近藤Nick 直樹氏と代表取締役・松井香氏にお話を伺った。