中華食堂「日高屋」を展開するハイデイ日高<7611>にM&Aが近づいている。
同社は2023年4月に策定した3カ年の中期経営計画を2024年4月に見直し、新たな重点施策としてM&Aに関する項目を追加した。
さらに2025年4月に再度見直しを行い、これまで無かったM&A投資枠を設定するなど着々と準備を進めているのだ。
M&Aの対象はシナジーの見込める企業で「同業異業種を問わず戦略的に提携、協力する」としている。どんな企業が候補になるのだろうか...
オープンハウスグループ<3288>はM&Aを積極活用し、成長を遂げる不動産デベロッパーだ。2026年9月期までの3カ年で計3500億円のM&A投資枠が設定され、2025年にマンションデベロッパーで子会社のプレサンスコーポレーションをTOBで完全子会社化、子会社を通じて戸建住宅メーカーの永大ホールディングスを取得するなど動きを活発化させている。
AIストームはAI(人工知能)ビジネスを核とした事業構造に変革する。主力であるERPコンサルティング事業で培った知見を活用してAIソリューションを提供するなどの取り組みで、2027年12月期に売上高80億円、営業利益12億円を目指す。
独立系の中堅自動車部品メーカーであるオーハシテクニカは、成長戦略の一つとして新しい加工技術の開発による競争力の強化に乗り出した。この目標を達成するための手段としてM&Aを活用する。
SI事業を手がけるパワーソリューションズは、2027年12月期までの今後3年でIT企業2社のM&Aを行う方針だ。M&Aで人材獲得とAI(人工知能)を搭載したSaaS事業の拡充を目指す。