ソフトバンクグループ＜9984＞、半導体設計企業の米国アンペア・コンピューティングを子会社化

ソフトバンクグループ（SBG）が買収する米アンペア・コンピューティング（カリフォルニア州）は次世代クラウドコンピューティングやAI（人工知能）向けに特化したエネルギー効率に優れた半導体の設計を手がける。SBGは傘下に英半導体設計大手アームを抱えており、アームの設計力を補完する役割などを期待している。

アンペアは2017年に設立し、売上高24億6000万円、営業利益△763億円、純資産△2260億円（2024年12月期）。現在の株主構成は米投資ファンドのカーライル・グループ59.65％、米ソフトウエア大手のオラクル32.27％、アームの系列企業8.08％。

取得価額は65億ドル（約9730億円）。取得完了は2025年後半を見込む。SBGの米子会社のSilver Bands 6（US） Corp.を通じて、アンペアの全株式（間接所有を含む）を取得する。