日立製作所はスイスの重電大手ABBの送配電(パワーグリッド)事業を買収すると発表した。ABBから2020年前半をめどに分社される送配電事業会社の株式80.1%を約7140億円で取得し、連結子会社化する。これにより、送配電事業で世界首位に立つ。新会社発足から4年目以降に完全子会社化する予定。

再生可能エネルギー市場の拡大や新興国での電力網の整備に伴い、送配電設備に対する需要は一層高まると予想されている。ABBの送配電事業の売上規模は約100億ドル(1兆1000億円)。ABBは全社の事業構造見直しの中で、産業用ロボットなどに経営資源を投入する方針で、すでに発電事業を売却した。

日立とABBは2015年に日本国内向けの高圧直流送電事業に関する合弁会社を設立している。