menu
Social media

ビジネス

イタンジはなぜ「仲介手数料ゼロ」でも業界から嫌われないのか? イタンジ・伊藤嘉盛代表インタビュー(1:ビジネスモデル前編)

Cover 9e2383ad 1446 4a81 bcf7 330930301b4a
ノマドを運営するイタンジの代表の伊藤嘉盛氏

2015年8月のM&Aによって、ネット不動産仲介として断トツの地位を確立した「ノマド(nomad)https://nomad-a.jp/」は、無店舗、直接物件見学可、といった既存の仲介業の常識を覆すサービスを「仲介手数料ゼロ」というインパクトで提供している。ノマドを運営するイタンジの代表の伊藤嘉盛氏へのインタビュー、 初回では便利な顧客向けサービスに隠されたイタンジの真の狙いについて迫る。

●店舗に人がいらなくなる? AI接客が現実に

―ノマドはクラウドサービス形態で仲介手数料はゼロという点に
 インパクトがありますが、実際の利用状況などはいかがですか?

 現在の成約件数は月間300件ほどで、毎月16%伸びています。サービス開始から1年足らずですが、東京エリアで展開する約4万の事業者のなかで25番目の位置にきました。

 その分利用者も増えていますが、我々は普通の店舗型の不動産会社と比べて約25倍の効率で対応しています。一般的に1人あたり月間で対応できるのは40件ほどですが、我々は1000件に対応できているということです。

―なぜそんなに高い効率で対応できるのでしょうか?
  例えば、AIチャットによる自動応答によって接客の手間を大幅に省いています。これは「〇〇駅近くの賃貸物件は?」「駐車場は?」「礼金は何カ月分?」といったお客様からの問い合わせに対し自動で最適な答え返すものです。AIチャットに関しては5月から、Facebookと連動したサービスも開始しています。

―画面(右図)を見るとまるで、人間が接客しているようです。自動応答とは驚きです。
 いわゆるディープラーニングと言われるものです。物件情報や礼金といった不動産の基礎知識、接客マニュアルをまず学習させます。そして、ユーザーが打った文字を自然言語解析して、その質問を理解して答えています。

 人工知能が応答できない部分はもちろん人間がフォローします。現在、60%の質問をAIチャットで完結できる状態ですが、応答できなかった部分を学習していくことで、この割合はさらに高められます。

●「B」を通して「C」の利便性を向上する

―便利な仕組みで仲介手数料も「ゼロ」、ユーザーにとってはうれしいですが、不動産業界から脅威と見られて反発されたりしないのでしょうか?
 たしかに10人に1人くらいは、われわれを敵だと思って気にされている方もいるかもしれません。しかし基本的には、感謝されています。

特集取材記事

コメントする

コメントするには ログイン が必要です。

NEXT STORY

【MERCERコンサルタントコラム】グローバルM&Aの成功に必要なグローバル人材とは グローバルM&Aコンサルティング アソシエイト 横田 真育氏

【MERCERコンサルタントコラム】グローバルM&Aの成功に必要なグローバル人材とは グローバルM&Aコンサルティング アソシエイト 横田 真育氏

2015年はIN-OUTと呼ばれる日本企業の海外企業買収案件が非常に活発で、グローバルという言葉が頻繁にメディアを賑わせた。ただ、グローバル人材の不足を嘆く声は多い。日本企業のグローバル化に必要な人材とは何か、どんなスキルが必要か、MERCER グローバルM&Aコンサルティング アソシエイト 横田 真育氏が語る。


注目の記事

Thumb ea53dea8 87a4 4d4c b99c 6cbf3f39d559

500円ピザのナポリスが、遠藤商事倒産の業火から不死鳥の如く蘇った件

500円で本格ピザが食べられるお店「ナポリス」を運営していた飲食ベンチャー遠藤商事が、今年4月に倒産。「ナポリス」の存続が危ぶまれましたが、10月に新体制の下、再スタートをきりました。500円ピザの「ナポリス」に何が起きて、今後どうなるのか。その詳細について説明します。

Thumb 30bba576 7cac 4115 bad8 0c395f26861f
Thumb aab5828a 4508 4f87 9de8 fbb6c17f616d
Thumb d07ecd1a c9b5 4c50 b95a c13f0b606f3b