2022年も数々の企業が、ひっそりと「退場」している。マレリHDのように負債総額が1兆円を超える大型倒産もあった。ただ、記憶に残るのは負債が大きい倒産だけではない。「あの企業も倒産したのか…」と心に沁(し)みる今年の倒産3件を紹介する。
旭化成は総合化学大手の一角を占める。身近なところではサランラップ、住宅のヘーベルハウスで知られる。多角化経営では日本有数だ。今年のノーベル化学賞には同社の吉野彰名誉フェローが選ばれ、一躍、時の人なった。旭化成の行くてを占星術でみると。
2019年3月18日、シュレッダー国内最大手の明光商会が4月26日付で買収されることが明らかになった。買収した企業は三井松島ホールディングス。意外と知られていないが、2010年代はユニークなM&Aで成長を続けている企業だ。どんな会社なのか?
「企業の多角化」という専門分野から捉えると、無借金経営、キャッシュリッチな企業は、いまこそ『ポートフォリオ・リストラクチャリング』のチャンスでもある」と語るのは、慶応義塾大学商学部の牛島辰男教授である。インタビュー後編は、企業が海外M&Aをより進めていくうえでどうしたらよいか伺った。
「売り手側の視点に立つと、企業はもっとリストラクチャリングを進めるべきではないか」と語るのは慶応義塾大学商学部の牛島辰男教授だ。「企業の多角化」という専門分野から捉えると、無借金経営、キャッシュリッチな企業は、いまこそ『ポートフォリオ・リストラクチャリング』のチャンスでもある」と語る。
アルバム、手帳などの製本業界で、数々の買収を成功させ軌道に乗せてきた銀行出身の社長に企業買収やその後のマネジメントについて聞いた。