みなさん、こんにちは。MAOです。

3月17日(金)に東京・日本橋で、日本経済新聞主催・ストライク協賛によるセミナー「出口戦略としてのM&A活用セミナー」が開催されました。500人の参加者と共に、MAOも参加してきたので、当日の様子をレポートしたいと思います!


■基調講演「創業者にとってのM&Aエグジット

まずは、前参議院議員でタリーズコーヒージャパンの創業者である松田公太さんによる基調講演「創業者にとってのM&Aエグジット」からスタート。

東芝のウエスチングハウスやS&W買収の事例を取り上げ、日本の大企業のM&A、特に海外案件は失敗する嫌いがある一方で、中小企業のM&Aは経営者の手の届く範囲で行われるため、成功例が多いと感じていると、M&Aに対する私観を述べられていました。

さらに、タリーズを日本で展開することになったきっかけから始まり、その出店戦略、IPOから2年後のMBO、最終的に伊藤園による買収に至るまでの裏事情を語ってくれました。そのお話はとてもドラマチックで、さながらドラマか小説のよう。MAOもドキドキしながら聞き入ってしまいました。

ご自身の経験を踏まえ、「M&AはWin-Winを絶対に目指すべき」と語る松田さん。創業者であり、売り手の立場であった松田さんは、売るときは断腸の思いだったと言います。娘を嫁がせるような気持ちで、タリーズを伊藤園に売却したとのこと。そんな思いもあってか、ただ会社を売って終わりではなく、長期的に買い手企業と協力してしっかりと引き継ぐことが大事だと言います。松田さんは、1年かけて320店舗の全スタッフと会って直接話をすることで、従業員に改めて企業理念や経営理念をしっかりと伝えるとともに、買収による不安を払拭することができたそうです。

そして、経営者はある一定のところまで来たら、エグジットを考えるべきであり、M&Aという形で会社を次のステージで育ててもらうという考えは経済にとってもいいことだと言います。「ベンチャー企業やM&Aは日本経済を新陳代謝させて成長させていくもの」。その言葉に、MAOは思わずハッとしました。会社って経済という大きな枠組みの中にあるんですよね。だからこそ、たたむときのことも考えておくべきなのかと、深く納得してしまいました。