中堅物流会社の丸全昭和運輸<9068>は、港湾運送の国際埠頭を子会社化した2019年以降、遠のいていたM&Aに力を入れる。
物流業界は2024年問題(トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制)に起因するドライバー不足をはじめ、トラックの多重下請け構造(元請け企業が対応できない業務が二次請け企業、さらにその下層の企業に流れていく構造)に対する規制や、倉庫建設費の上昇などの課題を抱えており、こうした課題を解決して成長するための一つの方策としてM&Aを選択した...
日本と台湾の間のM&Aがこのところ活発化だ。今年に入って4件(適時開示ベース)を数え、年明けから2カ月で前年の年間件数に並んだ。しかも金額も大型化が目立つ。