ソフトバンクグループ<9984>は子会社で携帯電話事業を手がけるソフトバンクを通じて、ヤフー<4689>の株式を出資比率2位(34.73%)の米Altaba Inc.(旧・米ヤフー)から公開買い付け(TOB)で取得すると発表した。ソフトバンクグループによる実質的な株式の保有割合を現在の42.95%から最大で53.73%まで引き上げる。買付価格は公表日の前営業日である2018年7月9日終値の1株あたり360円。買付額は最大で約2200億円。

ソフトバンクグループは年内にソフトバンクの親子上場を目指している。今回のTOBで携帯電話によるネットショッピングやコンテンツサービスなどで提携しているヤフーとの関係を強化し、上場を控えたソフトバンクの企業価値向上を狙う。

一方で上場企業としての独立性を確保するためにヤフーも自社株TOBも実施し、ソフトバンクグループによるTOBと同数の株を同額で買い付ける。これにソフトバンクグループが応じ、同グループの実質的な持ち株比率は最終的に48.17%となる見込みだ。

ヤフー株は2018年2月に大株主のAltabaが売却方針を表明して以来、下落していた。ソフトバンクグループによる直接出資とヤフーの自社買いにより、株価下落に歯止めをかける狙いもある。

買付期間は2018年7月11日〜8月8日。