米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下のHKホールディングス(東京都千代田区)は、日立工機をTOB(株式公開買い付け)により子会社化すると発表した。日立工機はTOBに対し賛同の意見を表明している。また、日立工機の親会社である日立製作所(所有割合40.25%)、日立製作所の子会社である日立アーバンインベストメント(所有割合10.9%)もTOBに応募する。日立工機はTOB成立後、上場廃止となる見通し。

日立工機は電動工具の製造販売が主力で、欧州、北米など世界各国で事業を展開する。KKRの傘下に入ることで、電動工具のコードレス化やIoT(モノのインターネット)などへの対応を図り、企業価値の向上を目指す。

TOBの買付価格は1株あたり870円。KKRからの提案を踏まえ、TOBの成立を条件に1株当たり580円の特別配当を実施する。合算すると株主に支払う金額は1株1450円で、TOB公表前営業日の対象株式の終値1512円に対して4.10%ディスカウントした。

TOBの買付予定数は1億142万9921株(下限は6763万2900株)で、買付予定額は約882億円。

公開買付期間は2017年1月30日から2017年3月22日までを予定している。