フランスの自動車部品大手のフォルシアは26日、子会社を通じて日立製作所傘下で東証1部上場のクラリオンに対し、完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。日立は所有するクラリオン株式のすべて(63.80%)についてTOBに応募することでフォルシアと合意した。クラリオンは上場廃止となる見通し。

買付価格は1株あたり2500円で、TOB公表前日の終値に対し10.47%のプレミアムを加えた。買付価格は最大1409億円。買付開始は2019年1月を予定している。日立はクラリオン株式を899億円で譲渡する。

クラリオンは1940年に電池式家庭用ラジオの製造会社として発足。現在はカーナビシステムなどの車載情報機器や自動車向けクラウド情報ネットワークサービスなどを主力とする。2006年に日立の連結子会社となったが、競争激化で苦戦が続いていた。