一方、2021年の取引金額は8兆7121億円。前年を約2兆4500億円下回ったが、過去10年では18年(13.8兆円)、16年(11.9兆円)、20年(11.1兆円)に続く4番目の水準。20年はソフトバンクグループによる英半導体設計大手アームの4.2兆円売却(現在も売却手続き中)、セブン&アイ・ホールディングスによる米コンビニ大手スピードウェイの2.2兆円買収という2案件だけで全体の6割近くを占めており、これを考慮すれば、21年の方が粒ぞろいだったといえる...
2020年通年(1-12月)の累計件数は完了・届出ベースともに60件と、完了ベースで19件、届出ベースでは14件それぞれ前年を上回っている。2010年以降では同年の59件を上回る最高の件数となった。