外食・フードサービス業界で、M&Aが加速している。2026年1~3月に適時開示されたM&Aの件数は17件となり、2017年以降の10年間で過去最高だった2025年同期の13件を上回るペースで推移している。
横河ブリッジホールディングス(HD)は橋梁業界のリーディングカンパニーを自他ともに認める存在だ。業歴は120年に及ぶ。M&Aについては距離を置いてきた感のある同社だが、ここへきて一転、狙いすましたかのような大型買収を繰り出した。
「楽楽精算」などを主力サービスとするSaaS企業のラクスは、2029年3月期に「Rule of 50」の達成を目指す。目標達成に向け、M&Aに最優先に資源を配分する。
「Chatwork」を主力サービスとするSaaS企業のkubellは、Chatwork経由で業務を請け負うBPaaS戦略と、Chatworkをプラットフォームとしたサービスを拡充するスーパーアプリ構想でM&Aを活用する。
「freee会計」「freee人事労務」を主要サービスとするSaaS企業のフリーは、2028年6月期にSaaS企業の成長性と収益性を測る指標であるRule of 40の達成を目指す。
中小企業向けバックオフィス業務(経理・人事労務・法務など)の管理ソフト「マネーフォワード クラウド」を主力とするSaaS企業のマネーフォワードは、M&A戦略を推進する。
SaaS(インターネット経由でソフトウエアを利用できるサービス)企業の成長モデルが転換点を迎えている。AI(人工知能)の活用により、収益性への影響が意識されていることが背景にある。
マウスなどパソコン周辺機器で国内大手のエレコムは2026年4月、スマートフォンやパソコンの関連機器メーカーである多摩電子工業(川崎市)を傘下に収める。製品カテゴリーの拡大と成長分野への投資を進めており、今回のM&Aはこの方針の一環。
ブラインド・スクリーン国内最大手の立川ブラインド工業が、M&Aに舵を切った。2026年12月期から2028年12月期までの中期経営計画に、トップライン(売上高)の拡大に向け、M&Aでリフォーム需要の取込みや商材拡大を進める方針を盛り込んだ。
繊維老舗のダイドーリミテッドが、配当重視から成長投資重視へ経営方針を転換した。構造改革やM&Aの進展により、12期連続の営業赤字だった業績が2026年3月期は営業黒字に転換する見通しとなったことから、方針転換に踏み切った。