政府からも手厚い支援を受けていた業務用EV(電気自動車)充電事業大手のENECHANGE(エネチェンジ)<4169>が迷走している。創業者の城口洋平前CEO(最高経営責任者)が会計処理問題で7月30日に辞任。同社の株価は2024年2月13日の1494円から、10月31日には283円と5分の1以下にまで値下がりした。その原因は会計処理に伴う業績悪化だけではない。
混乱の始まりは2024年3月、同月に開く定時株主総会での2023年12月決算報告の断念だった...
金融庁が2022年度に納付命令を発出した課徴金額が、過去5年で最多の33億4053万円に達した。前年度(6億3148万円)の5倍を超えている。また今年度の累計件数は、前年度比7件増の26件となった。