日立、パナソニック、ルネサス…なぜ「大型買収」で株価が下がる

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大型海外M&Aで株価が下落するのが「お約束」に

「高値つかみ」と「ブランド信仰」が買収を歪める

日本企業が大型クロスボーダーM&Aで失敗する最大の原因は「高値つかみ」なことだ。とりわけ複数の企業が買収に乗り出して争奪戦になると、「後にはひけぬ」とばかりに買い値をつりあげる傾向がある。東芝を倒産寸前にまで追い込んだウェスティングハウス争奪戦の最後の競合相手が三菱電機だったことからも、日本企業の「高値つかみ」ぶりがうかがえるだろう。

国内外で積極的なM&Aを仕掛けて成長を続けている日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は「絶対に高値つかみしないこと...

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