米調査会社のCBインサイツ(CB Insights)によると、米アップルが2010年以降の2019年までの10年間に累計で20社の人工知能(AI)関連企業を買収し、2017年に米グーグルを追い抜いてから3年連続で累計トップを維持した。

AI企業の「買い手」には米ICT企業がずらり

2位は同期間にAI関連企業を累計14社買収したグーグル、3位は同10社の米マイクロソフト、4位は8社ずつの米フェイスブックと米インテル、6位は同7社の米アマゾンと、米国のICT(情報通信技術)企業が上位を占めている。

アップルはAI関連企業のM&Aで得た技術を、主にスマートフォン(スマホ)の「iPhone」で活用している。2017年9月に発売した「iPhone X」以降の一部機種で搭載している顔認証システムの「FaceID」は買収したイスラエルのRealFaceの技術を、自然言語処理でユーザーの音声での質問に答える「Siri」でもAI企業のM&Aで入手した技術を利用している。

アップルはコンピューターの「Mac」や音楽プレーヤーの「iPod」、スマホのメーカーだが、近年では「App Store」や「Apple Pay」「Apple Music」「Apple Care」などのサービス分野での成長が著しい。