自動車部品メーカーの愛三工業<7283>は、エンジン周り部品の技術の向上や事業の拡大に取り組む。
EV(電気自動車)の需要が伸びているものの、同社ではHEV(ハイブリッド自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド自動車)を含めたエンジン搭載車が、2030年時点で市場の72%を占めると判断しているためだ。
この目的を達成するためにM&Aや連携を積極的に活用し、2031年3月期にはエンジン周り部品からなるパワートレイン(エンジンからドライブシャフトまでの動力装置)事業の売上高5200億円のうち、M&Aや事業拡大などによって1500億円を稼ぎ出す計画だ...
資本提携を端緒として将来的に経営権の取得を伴うM&Aに発展するケースも少なくない。上場企業がかかわる主な資本提携の動きをマンスリーでチェックする。