中国企業のM&A戦略を紹介するシリーズ。今回は、工作機械などの製造を行う「池貝」を上海電気集団から買収した台湾企業の「友嘉実業集団」(Fair Friend Enterprise Group;FFG)を取り上げる。
2016年には、友嘉実業集団は池貝を通じて、工作機械中堅メーカーの新日本工機を買収した。台湾企業が日本の工作機械メーカーを立て続けに買収することは異例だったため、話題を呼んだ...
中国企業のM&A戦略を紹介するシリーズ。今回は「国際天食グループ」。以前は「小南国グループ」という名称だったが、2017年に変更。2014年、ポッカの香港子会社を買収した。実は、俺のシリーズで有名な「俺の」やドトール・コーヒーとも緊密だ。
今年8月、アリババ・グループ傘下の出前アプリ「餓了麼(ウーラマ)」が同業の「百度外売」を買収した。中国では日本以上にデリバリー文化が深く根付いており、2017年第3四半期の取引規模は582.7億人民元(約9,985億円)と毎年成長を続けている。今回の買収で業界のトップシェアを盤石にしたい模様だ。
米電気自動車(EV)メーカーのテスラは2017年11月6日、米自動工作機械メーカー・パービクスの買収を発表した。テスラは新型セダンの量産でつまずいており、生産技術を向上するのが狙いのようだ。同社は16年11月にも独機械設備メーカーを買収しており、今後も生産技術関連のM&Aに力を入れることになりそうだ。