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東芝の原発子会社処理は「不正会計」ではないー久保惠一氏に聞く

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久保惠一ビズサプリパートナー Photo by Hidemi Matsumoto(M&A Online 編集部)

不自然だった金融庁の対応

-翌年(2016年)2月4日時点でも、東芝は「減損の兆候なし」としていました。ところが同4月26日に突然、同3月期末で原子力事業の「のれん」を約2600億円も減損すると発表し、大騒ぎになります。

この発表は東芝メディカルの売却とセットだった。同社の売却益は5913億円で、東芝の債務超過を避けるために減損発表を遅らせたと受け取られかねない。しかも、この時の減損処理の根拠は、毎年10月1日を基準日に実施しているのに、なぜか同年2月29日を基準日として追加実施した原子力事業の減損テストだった...

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