多摩都市モノレール「高松」駅の北東そばに立つ「立飛の給水塔」。その第一印象は、小規模ながら「バベルの塔」を連想させる。旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。いわば“神話の世界”の塔が東京立川市に建ち、塔の傍には「立飛企業株式会社発祥之地」の碑がある。
「立飛の給水塔」は現在、立川市に所有する約98万㎡の不動産を社会資本財と捉え、不動産賃貸から開発・管理、ホテルなどの事業を展開する立飛ホールディングスの敷地内に建つ。給水塔は同社が立川飛行機と称していた時代の建物で、いつでも一般に開放されているわけではない...