M&Aには買収、吸収合併、会社分割など様々な形態がある。M&Aのメリットは、自社にない経営資源(ヒト・カネ・モノ・情報)を短期的に補完できる、規模の経済による売上拡大やシナジー効果を図れることである。一方、デメリットは、買収価額に見合った事業効果が得られない、企業文化の融合が進まないといったものがある。実際に、M&Aに失敗している企業も存在する...
株式市場の評価という視点から、1990年~2006年のM&Aのケーススタディと実証分析で検証した『M&Aと株価』(東洋経済新報社刊)の著者である東京工業大学工学院の井上光太郎教授に、M&A成功の要因について話を伺った。
「国内企業同士の水平統合のM&Aは一段落つきましたね」と語るのは、早稲田大学商学部 宮島英昭教授。インタビュー第1回は、国内企業同士のM&Aの動向について伺った。
2016年は三陽商会の「バーバリー」、ヤマザキ・ナビスコの「リッツ」「オレオ」のライセンス契約が終了になり話題になった。ライセンスによるブランドビジネスの基本的な仕組みやリスクとは。仏シャルル・ジョルダングループや伊セガフレード・ザネッティの日本参入を手掛けたファッション業界の大御所、櫻庭充氏に聞いた。