東芝は電力供給業のシグマパワー有明(東京都港区)の石炭火力発電事業を、投資会社のIDIインフラストラクチャーズ(東京都港区)の運用するファンドに譲渡することを決議した。対象となるのは福岡県大牟田市の三池発電所で、新設の「三池火力発電所」に事業を会社分割し、その後全株式をファンド傘下の特別目的会社に譲渡する。

対象事業の直近売上高は129億円。三池発電所の石炭火力発電事業は、九州の重要なベース電源の一つとして高い収益性を維持しているが、設備投資や事業体制拡充の必要性を考慮し、譲渡することが最善と判断した。シグマパワー有明が大牟田市で運営する三川発電所については、二酸化炭素を分離回収する技術や発電機器の実証実験を行う開発拠点としての機能も担っていることから、引き続き東芝グループで活用する。

譲渡価額は220億円。譲渡予定日は2017年3月31日。