東芝は子会社の東芝デバイス&ストレージ(東京都港区)を通じて、孫会社の半導体製造装置を手がけるニューフレアテクノロジー(横浜市磯子区)株をTOB(株式公開買い付け)で取得し、完全子会社化することを決めた。これを受けてニューフレアテクノロジーは本TOBに関して賛同の意見を表明するとともに、株主に応募するよう推奨する決議をしている。TOB成立後、ニューフレアテクノロジーの上場は廃止される見通し。

現在、東芝デバイス&ストレージは、ニューフレアテクノロジーの総発行株式の52.40%を持つ。完全子会社化により、半導体の微細化に欠かせない次世代マルチビームマスク描画装置や次世代パワー半導体製造に必要なエピタキシャル成長装置の研究開発での連携強化を狙う。

買付価格は1株1万1900円。公開日前日の終値(9680円)に対して22.93%、直近6カ月間の終値単純平均値(7440円)に対して59.95%のプレミアムを加えた。買付予定株数は545万695株で、下限は163万3700株。買付代金は最大648億6300万円。買付期間は2019年11月14日~同12月25日。決済の開始日は2020年1月7日。公開買付代理人は野村證券。