名古屋大学と岐阜大学が統合に向けた協議を4月に始めました。自分の学校が統合されることになったら学生は何を考えるのでしょうか。その思いを調べるため、名古屋大学の学生にインタビューをし、彼らの本音に追ってみました。

名大生に聞いて分かった意外な事実

インタビューを進めていくうちに分かった事の一つとして、意外にも彼らが自分の学校が統合されることについて知らなかったことでした。「自分の大学が統合されるかもしれないことについてどう思いますか」と聞くと、多くの名大生が「あっそうなんだ、知らなかった」と答えたのです。

インタビューをする前は、名大生みんなが周知の事だと考えていました。ですが、インタビューを重ねていくうちに名古屋大学の再編についてあまり知られていない事が浮かび上がってきたのです。

他方、この大学統合のことを知っていた名大生の友人にインタビューをした時、友人はこう答えてくれました。「うーん。個人的な感想だけれど、学部生としてあまり実感が湧かないってのが第一印象かな」

 実は、こう答えてくれたのはこの友人だけではありませんでした。インタビューに応じてくれたほぼ全員が、自分の大学の統合に関して「実感が湧かない」と答えたのです。

学生に実感が湧きにくい理由

どうして大学の統合についてあまり知られておらず、また、実感が湧きにくいのでしょうか。もちろん、まだ大学の統合が実施されていないから、という理由はあるはずですが、今回の様な統合がもし企業で起きたならば、その企業の従業員は通常「これからどうなってしまうのだろう」と思い、自分たちの環境の変化を心配するだろうと思われます。

大学統合について、「なぜ実感が湧かないのか」と聞いてみると、友人はこう答えてくれました。「たぶん、みんな自分には関係のない事だと考えているんじゃないかな。だから実感が湧きにくいんだと思う」「統合されて(他大学と)つながりを持つことは良いことだと思うけど、どうなるのか分からないなぁ」と。

つまり、統合後の大学がどのように変わるのか、自分たちにどう影響してくるのかイメージがつかないということでした。実は学生たちがこう考えるのは当然のことだったのです。