デロイト トーマツ グループが公表した「企業の不正リスク調査白書」の内容をテーマごとに解説してきた本連載。最終回となる今回は、不正会計とAI・アナリティクスツールに焦点を当てます。白書の分析を踏まえながら、約15年ぶりに改訂された内部統制報告制度(以下、J-SOX)についても論を進めます。デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社のフォレンジック&クライシスマネジメントサービス統括パートナーである中島祐輔が解説します。
データは次の石油であるといわれ始めてから10年以上が経過し、データ利活用の重要性は広く知られるようになりました。多くの企業が何らかの形でデータの利活用に取り組んでいますが、世の中のデータ量が増えるにしたがって取捨選択の難易度が高まり、データの海でおぼれる企業も少なくありません。生成AIなど新しい技術が日々生まれる現代社会において、データビジネスの最先端では何が行われているのか?データの海の水先案内人たちに迫ります。第2回は博報堂でAI・データサイエンスを用いてマーケティング課題を解決する専門チーム「データサイエンスブティック」を率いる髙栁太志氏。データを使った広告領域の分析だけでなく、生活者のデータに基づくサービス開発も行っており、最近は生成AIを使ったマーケティングの可能性にも積極的に取り組んでいます。そんな髙栁氏に今後のデータサイエンスの展望、クリエイターと生成AIの関係について伺いました。
記者会見と危機管理を取り上げた第3回に続く第4回のテーマには、グローバルサプライチェーンにおける法令違反を取り上げます。広大なサプライチェーンには多様なリスクが存在しますが、デロイト トーマツ グループが公表した「企業の不正リスク調査白書」からは、個人情報保護・贈収賄・虚偽表示・人権保護についてのリスクが認識されている一方で、リソース投入が間に合っていないことが見えてきました。企業としてどのような在り方が求められているのか、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社のフォレンジック&クライシスマネジメントサービス統括パートナーである中島祐輔が解説します。
2024年1月現在、全国各地で数多くのスタジアム・アリーナ整備プロジェクトが推進・構想されています。スタジアム・アリーナプロジェクトは音楽興行や企業の展示会など多彩なイベントを実施することで多様な収益機会を確保したり、都市開発を行うことで不動産の価値向上を実現したりと、様々な可能性を秘めたビジネス展開が可能です。一方で、ビジネスとして十分な収益を上げるためには、稼働率の向上や安定的な固定収入の確保など、考慮すべきポイントがいくつか存在します。そこで今回はスタジアム・アリーナの最新動向やビジネス成功の要諦などについて、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下、DTFA)片桐亮に、DTFA Times編集部の津留見和久が話を伺いました。
「事業承継、後継者問題を結婚で解決する」というユニークなサービスを提供するしあわせ相談倶楽部代表の村田弘子さんに、活動のきっかけと事業承継の課題について話を聞いた。
半導体素材大手JSRのエリック・ジョンソン社長はロイターのインタビューで、外国人株主が過半を占める中で経営が制約されていたことが非上場化を決めた理由の1つだと明らかにした。
M&Aビジネスの空白地帯で事業を展開する「GOZEN(ゴゼン)」。社会起業家として活動するdrapology(ドレイポロジー)代表の布田尚大さんに、ソーシャルビジネス・スモールビジネスに特化したM&A仲介業を始めた理由と今後の展開について話を伺った。
国内投資ファンドの日本産業推進機構は今年に入って1000億円規模の大型案件を相次いで手がけた。さらに4月末に経営破綻したホテル・不動産業のユニゾホールディングスのスポンサー支援に名乗りを上げた。津坂純社長に投資戦略や今後の展開を聞いた。
リニカルは、今後10年以内に60カ国・地域に事業エリアを広げる計画で、人員も現在の約800人から1700人に増員するなど積極姿勢を見せる。どのようなシナリオを描いているのか同社の秦野和浩社長にお聞きした。
3年超に及んだコロナ禍はようやく収束の段階を迎えた。アフターコロナにおけるM&A市場の見どころや、日本企業の対応のあり方などについて、米国を本拠とする大手コンサルティング会社「ベイン・アンド・カンパニー」日本法人の大原崇パートナーに聞いた。
ベルファスト合意から25年。宗教的、政治的対立の記憶と分断が残る街で、哲学的思考と対話による問題解決を探っている人物がいる。ホーリークロス男子小学校のケヴィン・マカリーヴィー校長だ。彼の学校では「哲学」が主要科目になっており、子どもたちに「どんな意見にも価値がある」と語る。
脱北後、正体を隠して夜間警備員として働く天才数学者イ・ハクソン。名門私立高校の数学の授業についていけず転校を勧められている高校生ハン・ジウ。映画『不思議の国の数学者』は失望しかけた2人が出会い、数学を通して人生を見つめ直していく姿を描く。
フランスの国民的大ヒットを記録した『最高の花婿』の最新作、『最高の花婿 ファイナル』が公開される。移民「のテーマはヒットしない」という業界の常識を覆し、配給を決めたセテラ・インターナショナルの山中陽子社長に本作の見どころを伺った。
Growthix Investmentはサーチファンド白書をまとめるとともに、4月1日を「サーチファンド誕生の日」として申請し、日本記念日協会がこれを認定した。目的は何なのか竹内智洋代表取締役にお聞きした。
『愛人/ラマン』や『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で知られるジャン=ジャック・アノー監督の最新作『ノートルダム 炎の大聖堂』が公開となる。ノートルダム大聖堂で実際に起きた火災の消火活動とキリストの聖遺物の救出を忠実に再現。監督に制作にまつわる話を伺った。
任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」の村上皓亮CIOは、ロイターとのインタビューで、企業の挑戦を促し、新たな価値を創造していくことを目的に投資を行っていると述べた。
映画『Winny』は金子勇氏が著作権法違反ほう助の容疑で逮捕された経緯と彼の弁護団が逮捕に対する不当性を訴えて、警察・検察側と全面対決した裁判の行方を描いた実話に基づく作品である。メガホンを取った松本優作監督に作品に対する思いを聞いた。
映画版『シャイロックの子供たち』が2月17日より全国公開となる。原作者の池井戸潤が脚本協力として参加し、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。小説とは違った展開が繰り広げられます。公開を前に本木克英監督にインタビューを敢行しました。
約280万人の外国人が暮らす日本。映画『ファミリア』は在日ブラジル人に光を当て、実際に起きた事件をヒントに陶器職人の主人公と海外で活躍する息子、在日ブラジル人青年を軸に家族の喪失と再生を描いた物語だ。成島監督に本作の見どころを聞いた。
日本三大商人と称される近江商人。その経営理念である売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の心得を描いた映画『近江商人、走る!』は、米の価格差を利用した裁定取引に着目した近江商人の姿を痛快に描いたビジネス時代劇だ。三野監督に作品への思いを聞いた。
浦安の象徴といえば東京ディズニーランドを思い浮かべる方が多いだろう。実は50年ほど前までは漁師町として栄えていた浦安。その象徴ともいえる浦安魚市場が2019年3月末で閉場した。『浦安魚市場のこと』は、浦安魚市場閉場までの1年半を追った。
『理大囲城』は香港理工大学が警察に封鎖され、要塞と化した緊迫の13日間を記録した衝撃の記録である。香港では上映禁止となった本作の日本公開に際し、匿名を条件にオンラインでのインタビューを敢行。事件が香港にもたらした影響などについてうかがった。
企業財務を読み解くうえで欠かせないのがファイナンスの知識・スキル。ビジネスパーソンが身につけるべきファイナンス力とは? 経営コンサルタントで、ビジネス・ブレークスルー大学や早稲田大学のビジネススクールでも教鞭をとる大津広一さんに聞いた。
矢部謙介中京大学国際学部教授が執筆した「決算書の比較図鑑」が販売部数を伸ばしている。なぜ、決算書に関心が集まっているのか、誰が購読しているのか。矢部教授に背景をお聞きした。
オリンパスの竹内康雄社長はロイターとのインタビューで、非中核事業の売却は一巡し、今後は注力する医療機器を強化するため、買収を模索する考えを明らかにした。