学生レポーターであるMAOガールの山口萌さんが、100年間モーター事業を中心に発展を遂げてきた安川電機<6506>の林田歩広報・IR部長に、事業のこと、M&Aのこと、地域貢献のことなどをお聞きしました。

同社は安川財閥の創始者である安川敬一郎氏の5男・安川第五郎氏が1915年に創業した企業で、石炭産業で財をなした安川敬一郎氏が、私財を投じて九州工業大学の前身となる私立明治専門学校を設立するなど、地元北九州工業地帯の発展に尽力してきました。2015年の創業100周年の際に北九州市の本社敷地内に、最新のロボット展示施設や緑地帯「YASKAWAの森」を整備し、「ロボット村」として一般公開するなど、地域貢献の思いは今も健在です。「M&Aに対する考え方は明確」と言い切る林田さんに山口さんが迫ります。

100年経った今、もう一度メカトロニクスに注力

ーまずは事業の概要からお教え下さい。

安川電機はモーターを100年間作ってきた会社。地球上で電気で物を動かすことができるのはモーターだけ。親会社は石炭を採掘していた会社で、石炭採掘のほかにもいろんなモノを作っていた。当社はモーターが得意だったため、モーターの会社となった。

ところで、メカトロニクスという言葉を聞いたことがあるだろうか。メカニズムとエレトロニクスを融合するという意味で、この言葉は安川電機が作った。100年経った今、もう一度メカトロニクスをやろうということでビジョンに掲げている。分かりやすいのはロボット。ロボットはまさに電気と機械が融合しているもので、こうした分野を大きくしていこうと考えている。

もう一つはクリーンパワー。モーターの技術を使って太陽光や風力発電などを広めていこうというもの。さらにもう一つはヒューマトロニクス。これはヒューマンとメカトロニクスを融合した言葉で、医療や福祉分野にメカトロニクス技術を応用していこうというもの。この3つを大きくして、今の売上高約4000億円を2025年は2倍以上にしたいと思っている。