男性向けメディアJIONを29歳で起業した後、1年数カ月で会社を売却し3億円を手にしたスマートメディア社長の成井五久実さんに、学生レポーターの山口萌さんが起業の経緯、売却後の計画、メディアの将来などについてお聞きしました。「ちょっとの背伸びをし続けながら目の前のことを一つひとつ着実にやっていくことが大切」という成井さんからは大きなパワーを感じる取ることができました。

女性も読む男性向けメディアJION

-2016年3月にJIONを設立されました。当時はどのような状況だったのですか。

「会社を作った時からIPO(新規株式公開)かM&Aというイグジット(出口)を目指していました。当時はすでにメリーとかロカリなどの女性向けのメディアがありましたので、後発で参入するのであれば、男性向けのメディアだと思いJIONを立ち上げました」

MAOガール・山口萌さんの質問に答える成井さん(右)

-初年度から利益が出ていたそうですね。

「メディアのマネタライズというのはページビュー(PV)を上げたあとの広告になります。女性向けですと広告主というパイを食い合うことになりますが、男性向けメディアであればいけると思いました。実際、初年度でも競合が少ない中で、メディアとして収益を上がられたのは大きかったなあと思っています。今でもそうですが、JIONを立ち上げた当時は男性向けメディアであまり有名なものはありませんでした」

-確かに有名な男性向けメディアはないですね。しかもJIONは男性だけでなく女性も読んでいるそうですね。

「そうなんです。JIONは意外に女性の読者も多いんです」

-起業そのものについてはどのような考えをお持ちだったのですか。

「起業の方法はさまざまですが、自分がやりたいことで起業するというのが王道だと思います。ただ私の場合はイグジットを前提とした起業の仕組みを戦略的に考えるというところから逆算して起業しました」

-ご両親が起業されていた関係で、小さいころから起業を考えておられたという記事を読みました。

「父親はアントレ―プレナーでしたし、母親もカウンセリングで起業していましたので、ずっと起業したいなという思いはありました」

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