旭硝子は韓国電気硝子買収の失敗を乗り越え、M&Aの精度を上げている。とはいえ、ガラスと縁を切ったわけではない。市場競争が激しい板ガラス事業は売却しているが、市場で高い評価を受けている自動車用強化ガラスは引き続き力を入れている。1960年代後半に業界初のガス炉を川崎工場に導入し、自動車用強化ガラスの大量生産を可能にして以来、旭硝子は品質と機能で他社をリードしてきた...
日立造船が今後10数年をかけて売上高1兆円を目指すという壮大な計画を伴った航海に出た。2030年に達成する目標として1兆円の売上高のほかに、営業利益率10%以上、海外売上高比率50%以上という数値を掲げた。
2018年4月、桧家ホールディングスが「ヒノキヤグループ」に社名変更した。これに先立つ同年3月、同社は東証一部に上場している。創業からわずか30年で押しも押されもせぬ注文住宅会社となったヒノキヤグループ。急成長の原動力となったのはM&Aだった。
ヨシムラ・フード・ホールディングスが中小食品会社を次々に傘下に収めている。食品業界に特化して、経営に行き詰まった企業のM&Aを繰り返し、グループで相互補完・相互成長する独自のビジネスモデルを作り上げた。躍進を遂げる同社を要ウオッチ!
東レがM&Aと設備投資を積極化させている。スマートフォンや電気自動車向けのリチウムイオン電池と、航空機や自動車向けの炭素繊維の需要拡大に対応した措置。2020年3月期には2兆7000億円の売上高を目指す。