メルコホールディングス(HD)<6676>はパソコン周辺機器のトップブランドとして知られる「バッファロー」を中核会社にグループを形成する。パソコン市場の低迷で、パソコン周辺機器は苦戦を余儀なくされて久しいが、IoT(モノのインターネット)時代の到来を新たなビジネスチャンスとらえてM&Aに積極的に取り組んでいる。なかでも2018年4月に予定する製麺大手、シマダヤ(東京都渋谷区)の完全子会社化は異色の組み合わせとして注目の的だ...
このところ大規模なM&Aから遠ざかっている良品計画。しかし、新たにホテルや生鮮食品といった新たな分野への進出も始まり、生活雑貨・衣料品の小売りで成長してきた良品計画が迅速に新事業を展開するにはM&Aが必要だ。はたして良品計画は動き出すのか?
カルビーはスナック菓子の業界最大手。ポテトチップスで圧倒的なシェアを誇るほか、「じゃがりこ」「Jagbee」「かっぱえびせん」「サッポロポテト」など人気商品を多数抱える。国内で強固な地盤を築く同社だが、海外事業では北米市場が足踏みするなど発展途上にある。
「2018年度に向けて(M&Aなどで)戦略投資として1兆円を投じる」 パナソニック<6752>の津賀一宏社長は2015年度の事業方針発表会で、こう高らかに宣言した。2011年に陥った業績不振から脱却し、創業100周年となる2018年からは再び成長軌道を描ける企業に変身させるのが狙いだ。これまで戦略投資は着実に実施しており、あとは現在の事業計画の最終となる2018年1年を残すのみとなった。パナソニックの成長力を左右する2018年のM&Aにはどのようなドラマが隠されているのか。投資家のみならず、多くの関係者の視線が自ずと集まる。
バンダイナムコホールディングス<7832>は、2005年9月、バンダイとナムコの経営統合により誕生した。バンダイはガンダムや戦隊ヒーローシリーズ、仮面ライダーなどのキャラクターシリーズを展開する。ナムコはパックマンやギャラクシアンなど日本が誇る世界的ゲームソフトの生みの親で、それぞれ事業領域の相互補完を目的として経営統合が成された。