サカタのタネは1913年7月(大正2年)に坂田武雄氏が「坂田農園」として創業した。武雄氏は帝国大学農科大学実科卒業と同時に農商務省の海外実業練習生の資格試験に合格し、渡米する。米ニュージャージー州リバートンに広大な土地を所有し、世界でも一流の苗木業者だったヘンリー・A・ドリアー(Henry A. Dreer)社で、園芸や種苗の基礎を学ぶ。海外での実業実習を終えて帰国した武雄氏は、横浜市で「坂田農園」の看板を掲げ、六角橋に50アールばかりの農地を借りて海外向けの苗木商を始めた...
アスラポート・ダイニングは2018年8月に、ジャパン・フード&リカー・アライアンスを完全子会社化する。両社の売上高はほぼ同規模なため今年度の売上予想を単純に足すと単独の2倍近い740億円になる。一気に売上高1000億円の大台が視野に入ってきた。
経営危機のどん底からよみがえった「メガネスーパー」。2017年に持株会社制へ移行し、「ビジョナリーホールディングス」として新たな歴史を刻み始めている。投資ファンドによる再建を果たした同社は、M&Aで新分野を開拓し、次なる飛躍を果たそうとしている
メルコホールディングスはパソコン周辺機器のトップブランド、「バッファロー」を中核会社にグループを形成する。パソコンからスマホ、タブレットに市場が大きくシフトする中、経営は曲がり角に立つ。4月には製麺大手、シマダヤを完全子会社化するのだが…。
クボタが4半世紀ぶりに大規模な広告宣伝活動を展開している。久保田鉄工からクボタに社名変更した1990年以来のことだ。M&Aなどで海外事業が拡大し、売上高の7割近くにまでを海外が占めるようになったため、もう一度日本国内でのクボタの知名度を上げるのが狙いのようだ。