今治造船は瀬戸内海を拠点とする新造船竣工量で国内最大手の造船会社だ。だが、1980 年代まではローカルの中堅造船所にすぎなかった。しかも大手造船会社に追い着き追い越して国内トップの座についた時期は、「造船王国ニッポン」の没落期と一致する。「業況が悪化すれば中堅以下の企業が脱落し、大手企業を中心に業界再編が起こる」のがセオリーだが、国内造船業界は全く逆の動きになった、なぜ今治造船は造船業界の構造不況をバネに成長を続けることができたのか...
業績の低迷が続く日本エンタープライズ。M&Aで成長してきた同社は、再びM&AでB2CからB2Bへの方向転換を図る。