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ペプチドリーム<4587>、富士フイルム富山化学の放射性医薬品事業を取得

2021-09-02

ペプチドリームは富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京都中央区)が手がける放射性医薬品事業を取得することを決めた。対象事業を分割して設立される新会社の全株式を2022年3月に取得する。放射性医薬品領域におけるPDC(ペプチド-薬物複合体)事業の拡大と開発スピードの加速などを目指す。取得価額は現預金・借入金の残高、運転資本の増減などで調整されるが、現時点の企業価値は305億円。

対象事業を引き継ぐ新会社は富士フイルムHDグループ内の富士フイルムが全額出資し、すでに7月に設立している。

追記事項

2022/03/22

取得価額を220億5900万円に変更すると発表した。富士フイルム富山化学がフランス製薬大手Advanced Accelerator Applications International S.A.(AAA)からライセンスを受けて日本で販売している放射性医薬品「ルタテラ静注」と「ライザケア輸液」のライセンス契約が終了となり、今回の事業承継の対象から除外されたため。ルタテラとライザケアは新たに、富士フイルム富山化学、PDRファーマ、AAA、スイスのノベルティファーマの4社でライセンス契約を締結している。また、取得予定日を2022年3月28日に決定した。対象事業を承継する新会社はPDRファーマ。

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