【旭硝子】なぜ業界トップがM&Aで「ガラスの天井」に挑むのか

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「手痛い失敗」も経験

M&Aでの手痛い失敗もあった。1999年に韓国大宇グループから買収したブラウン管ガラスメーカーの韓国電気硝子だ。当時、旭硝子のブラウン管ガラスの年間売上高は約1800億円で、国内はもとより米国、シンガポールなど世界7カ国に生産拠点を開設し、主に日本の家電メーカー向けに供給していた。当時、ブラウン管ガラスの市場規模は6000億円程度で安定しているうえ、旭硝子は付加価値の高いワイドフラットブラウン管ガラスで差別化に成功しており、同社にとっては「おいしい市場」だったのだ...

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