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【アスラポート・ダイニング】M&Aで劇的に変わる経営計画 一気に1000億円の大台に

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アスラポート・ダイニング<3069>は2018年8月に、ジャパン・フード&リカー・アライアンス<2538>を完全子会社化する。両社は原材料費や人件費、物流費の上昇に対応するために、2015年に業務資本提携を結び、販路の拡大や営業力の強化、オリジナル商品の共同開発などに取り組んできた。だが先行きの見通しが不透明なことから、より提携効果を上げるため子会社化の道を選んだ。両社の売上高はほぼ同規模なため今年度の売上予想を単純に足すと単独の2倍近い740億円になる。今後の経営計画は劇的に変わるのは必至で、一気に売上高1000億円の大台が視野に入ってきた。

 4年間で売り上げは4.2倍に、営業利益は2.1倍に

ジャパン・フード&リカー・アライアンスは同社と連結子会社15社、持分法適用関連会社3社からなり、食品類や酒類の製造販売や輸入事業を展開してきた。消費者の節約志向や原材料価格の上昇などの影響で、経営環境は厳しい状況にあり、2018年9月期は売上高340億円に対し、営業利益は4億円で営業利益率は1.18%にとどまる見込みだ。 

完全子会社化移行後、ジャパン・フード&リカー・アライアンスはアスラポート・ダイニンググループ各社への販売量の拡大やアスラポート・ダイニングの海外拠点を活用した輸出の増加などに取り組む。さらに信用力が高まり資金調達が容易になることから経営再建に必要な設備投資を実施する計画という。 

一方のアスラポート・ダイニングは同社と連結子会社19社、関連会社4社からなり、「食のバリューチェーンを構築する」を目標に外食、流通、生産までを手がけている。2018年3月期は売上高400億円、営業利益12億円、営業利益率3%の見込んでおり、2014年3月期と比べるとこの4年間で売上高は4.2倍に、営業利益は2.1倍に増えることになる。

アスラポート・ダイニングの業績推移

  2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期(予想)
売上高(億円)     93.9 111.6 234.9 362.4 400
営業利益(億円) 5.6 7 8.1 10.7 12
アスラポート・ダイニングの業績推移 売上高(億円)
アスラポート・ダイニングの業績推移 営業利益(億円)

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