お茶づけ海苔やふりかけ、フリーズドライ味噌汁などを手がける永谷園ホールディングス(永谷園HD)<2899>。「味ひとすじ 永谷園」のキャッチフレーズで知られ、家庭で簡単に和食を味わえる食品文化を支えてきた企業だ。その永谷園がM&Aに乗り出したのは2008年から、本格的な取り組みが始まったのは創立60周年を迎えた2013年からだ。しかも、その買収はグローバル化に向けた布石という。「和食」を支える大手が、M&Aで海外に新たな活路を見いだそうとしている。
永谷園の創業は古い...
カネカが航空・宇宙分野の市場開拓に力を入れ始めた。この9カ月間で米国企業2社を相次いで傘下に収め、2025年にはこの分野で年間200億円の売り上げを目指す。はたしてジェットやロケットが知名度急上昇をもたらしてくれるだろうか?
NECが今世紀4回目となるリストラを断行する。今回のリストラでは、ものづくり関連事業を大胆にカットする一方で、情報システムやサービスといったソフトウエア関連事業に力を入れる。その要となるのが2018年1月の大型M&Aで強化したセキュリティー事業だ。
明治ホールディングス(HD)は菓子、乳業を中心とする食品業界のリーディングカンパニー。売上高は1兆2000億円を超える。食品のイメージが圧倒的な同社だが、近年、医薬品での存在感が着実に増しつつある。その推進役はほかでもないM&Aだ。