ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が中小食品会社を次々に傘下に収めている。フリーズドライ食品のおむすびころりん本舗(長野県安曇野市)を3月1日付で子会社化したことで、グループ企業は14社となった。食品業界に特化する形で、後継者難や単独での経営に行き詰まった中小のM&Aを繰り返し、グループ全体で相互補完・相互成長する独自のビジネスモデルを作り上げた。2017年末には初の海外M&Aを実現した。会社設立10年の節目を迎え、事業拡大の動きが一段と加速しそうだ...
ここ5年間、永谷園ホールディングスのM&Aが活発だ。狙いは外資系食品関連企業を通じての海外市場の開拓。お茶づけ海苔や即席味噌汁といった国内市場向け食品に特化してきた永谷園が、なぜ海外に目をけたのか。そこには創業以来の戦略を一新する変革があった。
富士フイルムホールディングスがついに米ゼロックス(コネチカット州)を買収する。事務機で世界トップに躍り出る。今回の大型M&Aは半世紀にわたる日米合弁事業の到達点であると同時に、新たな出発点にほかならない。
安川電機<6506>は2025年度に向けてM&Aを積極化する。メイン事業であるモーションコントロールやロボットはもちろん、電気自動車や風力、太陽光発電なども対象とし、2025年を最終年とする経営計画「2025年ビジョン」の達成を、M&Aを駆使して目指す作戦だ。