りそなホールディングス<8308>がM&Aや海外展開など投資戦略を積極化している。2015年6月、公的資金を3年近く前倒しで完済し、経営のフリーハンドを得たことが大きい。2018年4月には関西の3銀行が経営統合して「関西みらいフィナンシャルグループ(FG)」が発足するが、こうした系列をまたぐ地銀再編の主導権を握るのがりそなHDだ。

持ち株会社「関西みらいFG」を設立

「本邦有数にして関西最大の地域金融グループとして、新たなリテール金融サービスモデルの構築を目指す」。

 こんなうたい文句とともに、りそなHDと三井フィナンシャルグループ<8316>がそれぞれの傘下にある関西の3銀行を経営統合することで基本合意したのは2017年3月。持ち株会社の下に、りそな系地銀の近畿大阪銀行(本店・大阪市)と三井住友系第二地銀の関西アーバン銀行(同)<8545>とみなと銀行(本店・神戸市)<8543>が結集する内容で、以降、統合準備を着々と進めてきた。

 2017年9月、持ち株会社の名称を「関西みらいフィナンシャルグループ」と決定。続いて11月、りそなHDは、この持ち株会社を全額出資子会社として設立し、傘下にまず近畿大阪銀を移管した。新会社の本店は現在のりそなHD大阪本社ビル(大阪市)に置き、りそなHDの菅哲哉代表執行役が社長に就任した。

 株式上場している関西アーバン銀とみなと銀については、りそなHDが2017年12月末から、TOB株式公開買い付け)を実施中(2018年2月14日まで)。ちなみに、TOB価格は関西アーバン銀が1株1503円、みなと銀が同2233円。