ラグビーワールドカップ2019日本大会で、日本チームが3連勝し、10月13日のスコットランド戦に勝利あるいは引き分ければ、また負けてもポイントで2位までに入れば8強入りし決勝トーナメントにコマを進めることになる。

初の決勝トーナメント進出に向け、ファンの期待は高まる一方で、期待とともに選手と、選手が所属する企業への関心も日に日に大きくなってきた。

日本ラグビーフットボール協会のホームページで紹介されている日本チームのメンバーは31人で、いずれも企業のラグビーチームに所属している。どんな企業が日本代表選手を送り出しているのだろうか。

ラグビーワールドカップ日本チームの選手名と所属チーム名

チーム名選手名(敬称略)
パナソニック ワイルドナイツ 稲垣啓太、ヴァルアサエリ愛、坂手淳史、堀江翔太、福岡堅樹、松田力也
サントリーサンゴリアス 北出卓也、ツイヘンドリック、流大、中村亮土、松島幸太朗
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 中島イシレリ、アタアタ・モエアキオラ、山中亮平、ラファエレティモシー
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 木津悠輔、姫野和樹、茂野海人
ホンダヒート 具智元、レメキロマノラヴァ
東芝ブレイブルーパス リーチマイケル、徳永祥尭
キヤノンイーグルス 田中史朗、田村優
近鉄ライナーズ トンプソンルーク
宗像サニックスブルース ジェームス・ムーア
ヤマハ発動機ジュビロ ヘルウヴェ
NTTドコモレッドハリケーンズ ヴィンピー・ファンデルヴァルト
クボタスピアーズ ピーター・ラブスカフニ
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス アマナキ・レレイ・マフィ
コカ・コーラレッドスパークス ウィリアム・トゥポウ

選手数ではパナソニックがトップ

31人中6人と最も多くの選手が日本代表になっているのがパナソニック<6752>。次いで5人のサントリー、4人の神戸製鋼所<5406>と続き、トヨタ自動車<7203>(3人)、ホンダ<7267>(2人)、東芝<6502>(2人)、キヤノン<7751>(2人)が複数人を送り出している。

いずれの企業も改めて説明をする必要のない有名企業ばかりで、M&A Online編集部が東証の適時開示情報を基に経営権の異動を伴うM&A案件(グループ内再編を除く)について集計したところ、M&Aについても積極的な企業が少なくないことが分かった。

M&Aでは東芝とパナソニックが突出

M&A件数でトップは東芝で、2008年から2019年までの12年間に実施したM&Aは32件だった。直近は2018年11月8日に発表した米国の完全子会社・東芝アメリカ社が保有する米国産LNG(液化天然ガス)事業を担う東芝アメリカLNGコーポレーションを売却することを決めた案件。

その後、この案件は破談になったが、別の売却先を探した結果、2019年9月にフランスのエネルギー大手トタルへの売却が完了した。

2位はパナソニックの28件で、直近は2019年5月9日に発表したトヨタ自動車との間で、両社の住宅事業を統合する案件。共同出資による新会社「プライムライフテクノロジーズ」(東京都)を2020年1月に設立し、この新会社の傘下にトヨタホーム(名古屋市)、ミサワホーム、パナソニックホームズ(大阪府豊中市)を置くという内容だった。

3位はトヨタ自動車の7件で、直近は2019年7月10日に発表したトヨタ自動車が100%出資する豊精密工業(愛知県瀬戸市)の全株式をジェイテクトに売却する案件だった。

他の企業も多くが複数件のM&Aを実施しているが、ラグビーワールドカップの日本代表選手を出している企業の中では東芝とパナソニックが突出していることが分かった。

ラグビーワールドカップは各国代表チームによって世界一を決定する国際大会。第1回大会は1987年に開催され、その後4年ごとに開催されている。運営は世界のラグビー協会の統括組織で、アイルランドのダブリンに本部を置くワールドラグビーが行っている。

文:M&A Online編集部