60以上の国・地域の代表によって事業内容の優劣を競うスタートアップワールドカップ2020の世界決勝戦が、2020年5月22日に米国のシリコンバレーで開催される。これに先立ち日本予選が2019年11月28日に東京で、2020年2月6日に大阪で実施される。

優勝企業には100万ドル(約1億700万円)の賞金が贈られるほか、日本予選ではセガサミーグループ賞(賞金5000万円)、日本マイクロソフト賞(日本マイクロソフトとの事業提携相談など)、サントリー賞(サントリーとの事業提携交渉など)が贈られる。 

日本の学生100人をシリコンバレーに招待 

主催者はシリコンバレーのベンチャーキャピタルであるペガサス・テック・ベンチャーズ。今回が4回目で、欧米、アジア諸国をはじめロシアや中国、アフリカ、中東諸国で予選が開かれる。

日本予選は今回から大阪が新たに加わり、東京、大阪からそれぞれ1社ずつが本戦に出場する。

さらにペガサス・テック・ベンチャーズがメーンスポンサーとなり、日本在住の学生100人をスタートアップワールドカップ2020の決勝戦の観戦を兼ね、シリコンバレー勉強合宿に無料で招待(詳細は未定)する。

日本予選では、ソフトウエアの開発や、製品、デザインのコンサルティングなどを手がけているアステリア(東京都品川区)の平野洋一郎社長が審査員長を務め、問題意識や市場規模、顧客や売り上げの伸び、ビジネスプランなど7項目で審査。プレゼンテーションや審査員との質疑応答は本戦を踏まえ、すべて英語で行うという。

スタートアップワールドカップの初代チャンピオンは日本企業で、保育園や幼稚園のIT化に取り組んでいるユニファ(東京都千代田区)。2代目は米国東海岸代表、3代目はベトナム代表だった。チャンピオンになれなかった2回目、3回目についても日本代表の評価は高かったという。

米国ではスタートアップ企業の出口戦略としては、IPO(新規株式公開)よりもM&Aの方が圧倒的に多いこともあり、スタートアップワールドカップのミッション(使命)を「大手企業とスタートアップ企業のコラボレーション(協業)による次世代企業の創出」としている。

初代チャンピオンのユニファは日本郵政キャピタル、第一生命保険、凸版印刷などから約35億円を調達しており、事業は拡大しているという。

日本代表は巨大優勝カップを再び手にすることができるだろうか。

文:M&A Online編集部