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「NTTドコモ・KDDI連合」VS「ソフトバンク」の構図が出現 キャッシュレス決済サービス

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LINEのニュースリリースより

NTTドコモ<9437>とKDDI<9433>がスマートフォン決済サービスで手を組むことになった。

2019年10月1日の消費税率引き上げに伴うキャッシュレス決済の増加を見込んで、LINE Pay(東京都品川区)、メルペイ(東京都港区)、NTTドコモが運営する加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(MoPA)」にKDDIが参画した。

これによって4社が開拓した加盟店すべてで、4社のスマートフォン決済サービスが利用できるようなるため、消費者は利用できる店舗が一気に増え、店舗は決済サービスシステムの導入コストを抑えることができる。

KDDIの参画によって当面「NTTドコモ・KDDI連合」VS「ソフトバンク<9434>」系のPayPay(東京都千代田区)という構図ができ上がるが、4社は他の決済サービス事業者にもMoPAへの参画を呼びかけるとしており、PayPayの動向が注目される。

一つのQRコードで4社のサービスが利用可能に

消費税率の引き上げに伴い、キャッシュレス決済によるポイント還元事業が実施されることから、多くのキャッシュレス決済サービス事業者が参入し、加盟店の負担の増加や消費者の戸惑いなどが生じていた。

このためLINE Payとメルペイは、加盟店や消費者にとって利便性の高いモバイル決済サービスの提供を目的に、2019年3月に提携し、加盟店アライアンスMoPAを設立した。ここに2019年6月にNTTドコモが参画し、9月18日にKDDIが参画した。

今後4社は自社のアプリによる他サービスのQRコード読み取り、決済に対応していき、加盟店が4社のいずれか1つのサービスのQRコードを設置するだけで4社の決済サービスを取り扱えるようにする。

キャンペーンの中身で勝負

スマートフォン決済サービス事業者は加盟店の増大とともに、さまざまなキャンペーンで利用者の獲得に取り組んでいる。

NTTドコモは2019年9月14日から2019年10月14日まで「d払い」で支払いを行うと、支払い金額の20%のdポイントを還元する「d払い20%還元キャンペーン」を実施中。

KDDIは2019年9月から11月までの「三太郎の日(3日、13日、23日」に「au PAY」で支払いを行うと最大20%のau WALLET ポイントを還元する。

LINE Pay は2019年9月27日から10月3日まで、成城石井の対象店舗でLINE Payで支払いを行うと支払い金額の18%(期間中最大250円相当)のLINE Payボーナスを還元する。

メルペイは現在キャンペーンは行っていないが、過去にはコンビニエンスストアやハンバーガー店などでキャンペーンを行ったことがある。

加盟店が共通となる4社は、今後はこうしたキャンペーンの中身で勝負することになる。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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