買いの「アサヒ」VS売りの「キリン」戦略の違いが鮮明に 勝負の行方は
海外に活路を見出し、積極的なM&Aに打って出るアサヒと、海外の不採算事業を切り離し、収益基盤の強化に取り組むキリン。勝負の行方はどうなのか。
M&A Online
| 2019/8/27
2019.08.27
人員削減の一環として希望(早期)退職者を募集する上場企業が後を絶たない。8月はアパレル大手のレナウンが150人程度、衛生陶器のアサヒ衛陶が約15人の希望退職者を募集すると発表した。いずれも業績不振が理由。また、ダイヤモンドワイヤを製造する中村超硬は新規事業からの撤退に伴い、今後、退職者を募る予定としている。
希望退職者の募集は上期(1~6月)で12社に上り、昨年1年間にほぼ並んだ。下期も7月の3社と合わせ、すでに6社と増勢をキープした格好だ。
米中貿易摩擦や中国経済の成長鈍化などで世界経済の減速懸念が強まっている...
海外に活路を見出し、積極的なM&Aに打って出るアサヒと、海外の不採算事業を切り離し、収益基盤の強化に取り組むキリン。勝負の行方はどうなのか。