【旭化成】ダボハゼから選択と集中、EVへと「進化するM&A」

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

車載用電池に社運をかける

そして2015年2月、旭化成の社運をかけたM&Aが断行される。車載用リチウムイオン電池の主要部材であるセパレーター(絶縁材)大手の米ポリポア・インターナショナルの買収に合意したのだ。取得額は22億ドル(約2600億円=当時)。旭化成としては過去最大の買収案件である。

自動車業界ではハイブリッド車(HV)や、HVよりも大容量の電池を搭載して電気モーターでの走行距離を伸ばすプラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)へのシフトが加速しており、電池の機能向上に対するニーズが高まっていた...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5