旭化成は子会社を通じて、米国の救命救急医療機器大手ZOLL Medical Corporation(ゾール・メディカル、マサチューセッツ州。売上高約431億円、営業利益約39億7000万円)を子会社化すると発表した。同国に新設した子会社がTOB(株式公開買い付け)を実施し全株式を取得する。買付価格は1株あたり約7666円で、買付総額は約1820億円。

ゾール・メディカルは生命蘇生技術を活用し、米国の体外除細動器市場で強固な事業基盤がある。旭化成はゾール・メディカルが開発した自動体外式除細動器を日本市場で販売するなど、同社との協力関係を構築してきた。今回の買収により、ゾール・メディカルの日本・アジア事業拡大をさらに加速させ、競争力を強化する。また、顧客情報の共有や共同マーケティングなどにより事業拡大を進める。

買付期間は米国東部時間の2012年3月12日から10営業日以内に開始され、開始後最短20営業日で終了する予定。