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JMS<7702>、旭化成<3407>傘下で輸血用白血球除去フィルター製造の中国「旭化成医療科技」を子会社化

2023-07-14

JMSはシンガポール子会社を通じて、旭化成傘下で輸血用白血球除去フィルターを製造する中国「旭化成医療科技(張家港)有限公司」(江蘇省。売上高5億9600万円、純資産15億8000万円)の全出資持ち分を取得し、子会社化することを決めた。これまで外部調達してきた白血球除去フィルターを内製化し、主力製品の一つである血液バッグとの一体的な事業運営を通じた相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月31日。

JMSは献血の際に白血球を保存する血液バッグなど、採血から輸血までに必要とされる血液製品の製造販売をグローバルに展開している。献血で採取した血液から作られる血液製剤の輸血時の副作用を予防するため、白血球除去フィルターを組み込んだ血液バッグが使われており、今後の需要拡大が期待されている。

旭化成医療科技は1999年、旭化成子会社の旭化成メディカル(東京都千代田区)の全額出資で設立された。

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