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【ワールド】M&A積極化し、再上場狙う

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神戸市にある本社

ワールドが攻勢を強めている。業績の悪化に伴い改革を断行。その後数年で立ち直ったのみならず、さらに進んでファンドによるファッション企業の支援に乗り出すなど新しい事業に果敢に挑んでいる。自ら上場を廃止した2005年以来、13年ぶりに再上場を目指す動きもあり、次の一手に注目が集まる。

ファンドによるM&Aで広がる商品と顧客

ワールドは2017年6月に日本政策投資銀行と共同で、ファッション産業を対象にした投資組織「W&Dデザインファンド」を設立。同年12月に一号案件としてオリジナルの高級ファッションブランド・シクラスを展開する企業・ユアサンクチュアリー(東京都渋谷区)に投資した。

ユアサンクチュアリーが実施した第3者割当増資をW&Dデザインファンドが引き受け、株式の過半を取得した。一方のユアサンクチュアリーはワールドが持つ事業運営のノウハウや生産、販売、空間創造といった業務の基盤を活用しながらシクラスを国内外で積極的に展開する。

ユアサンクチュアリーは高感度なファッションを提案し続けている小野瀬慶子氏が2006年に設立した企業で、独自ブランドのシクラスをはじめとする女性向けの豪華ファッション製品を取りそろえる店舗・ザ シークレットクロゼットを全国展開している。

ワールドは多ブランド戦略を展開しており、カジュアルからフォーマルまで取り揃え、幅広い年齢層を対象にしてきた。ユアサンクチュアリーがグループに加わることで、さらに幅広いユーザーに商品を提供できるようになる。

さらにワールドとしては業務の基盤を外部にオープンにすることで、ファッション商品の製造と流通というアパレル事業に次ぐ、新たな収益の柱を育てようとの狙いがある。

W&Dデザインファンドは広くファッション産業に関連する企業を対象に投資していく計画で、今後ワールドグループの商品構成、顧客層は一段と広がっていく見通しだ。

ユアサンクチュアリーのオリジナルブランド・シクラスの2017年秋冬コレクション(上段)、2018年春夏コレクション(下段)
同社ホームページより

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