エア・ウォーター<4088>が産業ガスメーカーと呼ばれなくなる日が近づいてきたようだ。産業ガスは祖業の事業だが、売上高に占める割合が2018年3月期には21.1%と全体の5分の1ほどに低下しており、さらに発電事業に戦略的に投資する計画を表明するなど、脱産業ガスの流れが加速しているからだ。同社は2021年3月期に売上高1兆円を目指しており、実現のためのM&Aも産業ガス以外の事業が中心となる可能性が高い。1兆円企業誕生の暁には、現在のスローガン「産業ガスのソリューション」の文言は消え去りそうだ...