退くも進むもままならず、東芝はどこでボタンを掛け違えたのか?

※この記事は公開から1年以上経っています。
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ファンドに翻弄され続ける東芝の再建は…(Photo By Reuters)

「上場廃止」という痛みを避けたばかりに「泥沼」へ

つまり東芝の思惑とは関係なく、ファンド同士の「内輪もめ」で再建方針が定まらないという「カオス」状態に陥っているのだ。そこでファンドを「黙らせる」ためにTOBで非公開化して、「ご退場願う」というスキームに落ち着いた経緯がある。

だが、TOBが成立するかどうかも確実ではない。東芝の株価が下落し、TOB価格が目減りすればファンドは黙っていない。とはいえ株価が下がっているのに多額のプレミアムを上乗せしてTOB価格が高くなれば、その資金を融資する銀行団が難色を示すだろう...

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