6月終盤、市場の注目を集めた銘柄の一つがJ.フロントリテイリング。「大丸」「松坂屋」を運営する同社の株式が連日のように高値を更新した。アクティビストのシンガポール投資ファンドの3Dインベストメント・パートナーズが5%超の株式を保有したことが判明したためだ。
5月中、アクティビスト(物言う株主)による株式の新規保有(5%以上)がいつにも増して目立った。その数は少なくとも15銘柄。なかでも旧村上ファンド系と、香港投資ファンドのオアシス・マネジメントの動きが際立った。
イラン情勢の緊迫が解けない中、日経平均株価は4月27日に6万537円と終値で初めて6万円台に乗せた。高市早苗政権が発足した昨年10月に5万円台に乗せてからわずか半年。市場には過熱する相場への警戒感もぬぐえない。新年度がスタートした4月、アクティビスト(物言う株主)関連銘柄の動きはどうだったのか。
3月中、最も目立ったのは何といっても香港投資ファンドのオアシス・マネジメントだ。KADOKAWA、ニデック、電気通信工事のコムシスホールディングスの3社で、オアシスによる5%を超える株式の新規保有が明らかになった。
繊維老舗のダイドーリミテッドが、配当重視から成長投資重視へ経営方針を転換した。構造改革やM&Aの進展により、12期連続の営業赤字だった業績が2026年3月期は営業黒字に転換する見通しとなったことから、方針転換に踏み切った。
フジテレビを中核とするフジ・メディア・ホールディングス(HD)とアクティビスト(物言う株主)との攻防が一つの区切りを迎えた。エリオットからの応募合意で豊田自動織機のTOBも成立する公算が大きくなった。
漢方薬大手のツムラが最終的に事業取得を予定するレノによる養命酒製造のTOBが話題になっている。TOBの買付総額は最大で375億9000万円。一方、ツムラから得られるのは約68億円で、大赤字の案件に見える。なぜ、レノはTOBに乗り出したのか。
漢方薬大手のツムラが養命酒製造のTOBなどによる株式非公開化を検討しているとの報道が相次ぎ、市場の注目を集めている。「養命酒」の知名度は高いが、製造会社についてはあまり知られていない。TOBが取りざたされる養命酒製造とは、どんな会社なのか?
年明け1月、目を引く動きを見せたのはやはり旧村上ファンド系だった。複数ある投資会社の一つ、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)による新規保有が判明したのはREIT(不動産投資信託)のサンケイリアルエステート投資法人だ。
日経平均株価は5万339円で2025年の取引を終え、年末株価は2年連続で史上最高値を更新した。前年末比1万444円の上昇で、年間の値上がり幅が初めて1万円を超えた。こうした中、1年を締めくくる12月、アクティビストの動静はどうだったのか。