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オリックス<8591>、ITサービスのアイネット<9600>をTOBで子会社化

2025-10-02

オリックスは、情報システムの保守・運用やクラウドサービスを手がけるアイネットをTOB(株式公開買い付け)で子会社化する。長期的な成長戦略として、AI(人工知能)インフラ事業、DX(デジタルトランスフォーメーション)、宇宙関連事業など新たな成長産業への投資を強化しており、その一環。アイネットはデータセンター事業を軸に、クラウドや受託計算などの情報処理サービスや、金融・流通・エネルギ―・宇宙分野でのシステム開発サービスを展開している。

買付主体はオリックス傘下のOFI・01(東京都港区)。買付価格は1株につき2530円で、公表前営業日の終値1648円に対して53.52%のプレミアムを加えた。買付予定数は1525万7622株で、下限は所有割合66.67%にあたる1017万1800株。買付代金は約386億円。買付期間は2025年10月3日~11月17日までの30営業日。決済の開始日は11月25日。公開買付代理人はSBI証券。

アイネットはTOBに賛同し、株主に応募を推奨している。TOB成立後、同社の東証プライム市場への上場は廃止となる。

アイネットは1971年、ガソリンスタンドの受託計算処理を目的にフジコンサルトとして創業。1991年に日本コンピュータ開発と合併しアイネットに社名変更。1995年に株式を店頭登録、97年に東証2部に上場し、2006年に東証1部に昇格した(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

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