オリックスは子会社を通じて、金型製造大手のアークを子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)により議決権ベースで3分の2以上の取得を目指す。筆頭株主の地域経済活性化支援機構から保有株式を取得する。TOB成立後もアークは上場を維持する。

アークは積極的なM&Aを展開し事業規模を拡大してきたが、世界経済が後退局面に入り収益力が低下。不採算事業の整理などにより有利子負債の削減を進めてきたものの、収益力に見合う程度に圧縮することができず、支援機構に再生支援を依頼した。その後、支援機構から経営人材を受け入れ事業の選択と集中を徹底した結果、順調に業績が回復。支援機構はアークの再生に一定のめどが立ったことから、オッリクスグループに入札への参加について打診した。オリックスはグループの経営資源を活用し、事業シナジーが見込めると判断した。

買付価格は1株につき55円で、公表前営業日である6月20日の終値205円に対し73.17%のディスカウン。買付予定数は27055万5839株(81.03%)で、買付価額は最大で148億8000万円。買付期間は6月24日から8月19日まで。決済の開始日は8月26日。